現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年9月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | 太陽やラムネの底に海がある |
3 | 花了へてひとしほ一人静かな |
4 | つばめ巣にもどと夕潮真白に |
5 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
6 | 祈りとは白き日傘をたたむこと |
7 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
8 | 齢深みたりいろいろの茸かな |
9 | 師の句碑の除幕に 夏鶯たけなわ |
10 | さやけくて妻とも知らずすれちがふ |
11 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
12 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
13 | 障りなき机辺の乱れ明易し |
14 | 秋惜しむ朝から雨と農日誌 |
15 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
16 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
17 | 雁の声のしばらく空に満ち |
18 | プールより生まれしごとく上がりけり |
19 | とんとんと階段上る温め酒 |
20 | もつと大きな波を待ちをる端午かな |
21 | 今生は病む生なりき烏頭 |
22 | 日の沈むまで一本の冬木なり |
23 | くもの糸一すぢよぎる百合の前 |
24 | 彼岸花心に添わぬ白き花 |
25 | 浅草は風の中なる十三夜 |
26 | 瑠璃沼に滝落ちきたり瑠璃となる |
27 | 家系とは遠くて近い吾亦紅 |
28 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
29 | 崖紅葉みな無防備の喉仏 |
30 | 庭隅の幹に日のある二日かな |
31 | あめんぼと雨とあめんぼと雨と |
32 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
33 | 春すでに高嶺未婚のつばくらめ |
34 | 口まげしそれがあくびや蝶の昼 |
35 | あたたかい白い飯が在る |
36 | 俳句思う以外は死者かわれすでに |
37 | 家毎に地球の人や天の川 |
38 | 渦で了る女医の巻尺夏至時刻 |
39 | 雪女郎おそろし父の恋恐ろし |
40 | 老いながらつばきとなつて踊りけり |
41 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
42 | 一つひとつ口にせずとも満の月 |
43 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
44 | 仏眼にかすかな憂ひ野火はしる |
45 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
46 | 少年や六十年後の春の如し |
47 | ふるひ寄せて白魚崩れんばかりなり |
48 | あかんぼの舌の強さや飛ぶ飛ぶ雪 |
49 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
50 | 夫恋へば吾に死ねよと青葉木菟 |
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2024年9月26日 16時50分更新(随時更新中)