現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月20日のデイリーキーワードランキング
1 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
2 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
3 | ちるさくら海あをければ海へちる |
4 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
7 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
8 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
9 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
10 | 冬の水一枝の影も欺かず |
11 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
12 | 睡蓮の水に二時の日三時の日 |
13 | 春や昔十五万石の城下哉 |
14 | 神にませばまこと美はし那智の滝 |
15 | 空蝉に真昼の海が残っている |
16 | 明日越ゆる大雪渓の茜かな |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
20 | とまり木に隠れ心や西行忌 |
21 | 打水の流るる先の生きてをり |
22 | 端居してただ居る父の恐ろしき |
23 | 羅をゆるやかに著て崩れざる |
24 | 青吉野ふしぎの鬚ののびる坂 |
25 | 夏山の大木倒す谺かな |
26 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
29 | 盆の花かかへて歩く畳かな |
30 | あんかうや孕み女の釣るし斬り |
31 | 富士を去る日焼けし腕の時計澄み |
32 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
33 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
34 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
35 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
36 | 夏座敷棺は怒濤を蓋ひたる |
37 | 虫螻蛄と侮られつつ生を享く |
38 | モネ晩年の睡蓮の闇水中に |
39 | 大空のました帽子かぶらず |
40 | 女学生の黒き靴下聖夜ゆく |
41 | 水馬水ひつぱつて歩きけり |
42 | 青田行く新幹線は銀の針 |
43 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
44 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
45 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
46 | 青年の言葉は匂う樫若葉 |
47 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
48 | 虹自身時間はありと思ひけり |
49 | 春燈の下に我あり汝あり |
50 | 海霧の縦横無尽の北食堂 |
2024年9月24日 15時33分更新(随時更新中)