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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2012年6月8日のデイリーキーワードランキング

1

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
2

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
3

いなびかり北よりすれば北を見る
4

暗黒や関東平野に火事一つ
5

戦争が廊下の奥に立つてゐた
6

水の地球すこしはなれて春の月
7

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
8

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
9

万緑の中や吾子の歯生え初むる
10

銀行員等朝より螢光す烏賊のごとく
11

寒満月歩む地球に己が影
12

幹太き松の真上や寒満月
13

銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく
14

咲き切つて薔薇の容を越えけるも
15

六月を奇麗な風の吹くことよ
16

いろいろな泳ぎ方してプールにひとり
17

わが姿如何にや鷲の瞳の中に
18

ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう
19

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
20

薄氷の吹かれて端の重なれる
21

春の風ルンルンけんけんあんぽんたん
22

金剛の露ひとつぶや石の上
23

秋風や伊予へ流るる汐の音
24

かぶら蒸しとつとつ神戸灯るかな
25

青蛙おのれもペンキぬりたてか
26

跳箱の突手一瞬冬が来る
27

たつぷりと泣き初鰹食ひにゆく
28

行く雁や過呼吸袋凹ませて
29

号泣の眼の端をゆくかたつむり
30

衣更え両手淋しき夜となりぬ
31

海に出て木枯帰るところなし
32

青霧にわが眼ともして何待つや
33

来て見ればほほけちらして猫柳
34

芋の露連山影を正しうす
35

人の身にわが血流れる札納め
36

谺して山ほととぎすほしいまゝ
37

妹が居の宰相山も夏祭
38

これよりは恋や事業や水温む
39

春風や闘志いだきて丘に立つ
40

ほんとうに猫の木があって山のてっぺん
41

生きること一と筋がよし寒椿
42

みぞおちといふ孤舟あり合歓の花
43

蟻地獄人に心の闇ありぬ
44

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
45

蟻台上に飢ゑて月高し
46

軍鼓鳴り/荒涼と/秋の/痣となる
47

三月の甘納豆のうふふふふ
48

日と月のごとく二輪の寒椿
49

熾る火に向かう面や薪能
50

春ひとり槍投げて槍に歩み寄る


2024年4月18日 11時45分更新(随時更新中)
 

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