現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年5月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
5 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
6 | 漁網たたまれ鳳凰木の赤い花 |
7 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
8 | 妙薬は徳利一本早苗月 |
9 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
10 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
13 | かりそめに燈籠おくや草の中 |
14 | 豪雪や母の臥所のかぐわしく |
15 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
16 | オペレッタは恋の筋書き星月夜 |
17 | 清明や街道の松高く立つ |
18 | 青蛙お前はいまも思想犯 |
19 | 五月闇海の底ひにゐるごとし |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
22 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
23 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
24 | 冬晴やお陰様にて無位無官 |
25 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
26 | こんなよい月を一人で見て寝る |
27 | 髪の毛ほどのスリ消え赤い蛭かたまる |
28 | しばらくは花嫁の母早苗月 |
29 | 蜩や泣かずにをれば顔歪む |
30 | 星空へ店より林檎あふれをり |
31 | 春の野を持上げて伯耆大山を |
32 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
33 | 黒鯛の途中火炎太鼓かな |
34 | てのひらにのせてくださる柏餅 |
35 | 東山静に羽子の舞ひ落ちぬ |
36 | 考える人は考え昭和の日 |
37 | 安曇野や窓近くまで田水張る |
38 | 泣くことも柿剥くことも下手なりけり |
39 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
40 | 筍や雨粒ひとつふたつ百 |
41 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
42 | 田原坂夕陽に燃ゆる美少年 |
43 | 少年や六十年後の春の如し |
44 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
45 | あの雲が飛ばす雪かや枯木原 |
46 | 亡き母が会いに来て居り昼寝覚 |
47 | 菫程な小さき人に生れたし |
48 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
49 | ていねいにからだを拭いて黒鯛くふ |
50 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
2024年9月25日 01時08分更新(随時更新中)