現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年8月21日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | しばらくは塔影に入る浮寝鳥 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 死病得て爪うつくしき火桶かな |
5 | 一日を悔いなく生きて紅芙蓉 |
6 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
7 | 業車まわし花朴よりも白 |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
10 | 秋めきし闇のやさしく流れをり |
11 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
12 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
13 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
14 | 水面に油紋のみどり蝉の昼 |
15 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
16 | 鬼房を句敵ににして菊を食ぶ |
17 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
18 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
19 | 冷酒澄みコツプにきざす夕茜 |
20 | 村の子に雪警報という休日 |
21 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
22 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
23 | 予言なし船の上なる旱星 |
24 | 蜉蝣やむかし大政翼賛会 |
25 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
26 | 一日もの云はず蝶の影さす |
27 | 鳥渡り明日はと望む山夏野 |
28 | 秋暑し大道芸の一輪車 |
29 | 葉桜の幹が濡れいる遠汽笛 |
30 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
31 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
32 | この新樹月光さへも重しとす |
33 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
34 | 海に出て木枯帰るところなし |
35 | 花街に刑場跡の花吹雪く |
36 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
37 | 郭公や何処までゆかば人に逢はむ |
38 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
39 | 句読点なきかなかなの夕まぐれ |
40 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
41 | 死や霜の六尺の土あれば足る |
42 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
43 | しぐるるや師の墨痕を指に読む |
44 | 堂々とさびしき狐大花野 |
45 | 鷹翔てば畦しんしんとしたがへり |
46 | 冥府ゆき納涼電車なら乗ろう |
47 | 稚児落の瀧に来りぬ夕紅葉 |
48 | 炎天に怒りおさへてまた老うも |
49 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
50 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
2024年9月23日 21時18分更新(随時更新中)