現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月2日のデイリーキーワードランキング
1 | みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな |
2 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
3 | 雪国に六の花ふりはじめたり |
4 | 顔艶を褒め合っている文化の日 |
5 | こおろぎに黒い汁ためるばかりの細民 |
6 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
7 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
8 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
9 | 鴉のみ跳梁のわがバード・デー |
10 | 看取りより解かれし冬を淋しめり |
11 | 快晴の糸張つてゐる凍み渡り |
12 | ほろほろ酔うて木の葉ふる |
13 | 再開の日傘のほてりたたみけり |
14 | ひかり捨てひかり捨て鴨引きゆけり |
15 | 侘助にお早う忙事たまりいる |
16 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
17 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
18 | 欄干を越えて穂絮の水の上 |
19 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
20 | 伝来の一子相伝福茶喫む |
21 | 墓のうらに廻る |
22 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
23 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
24 | 万愚節歯磨きチューブ畳みけり |
25 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
26 | すつぽりと鎌倉五山新樹光 |
27 | 鶏糞場に湯気のたゆたう御慶かな |
28 | 死後の世の寒月赤く出づるかな |
29 | トマト苗支柱添へられてより自由 |
30 | 海鳴りへなだれ咲きです野水仙 |
31 | 侘助のまま白湯冷めていたりけり |
32 | たてよこに富士伸びてゐる夏野かな |
33 | 白い人影はるばる田をゆく消えぬために |
34 | 老人を裏返しては梅真白 |
35 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
36 | 糸ざくら撮るも撮らるも髪白き |
37 | 破片は破片 王の馬や兵が来ても |
38 | 枯草の大孤独居士ここに居る |
39 | 風抜ける透明感の冬に入る |
40 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
41 | 初富士の大きかりける汀かな |
42 | 背泳ぎや太陽があるちょっと照れる |
43 | 女系天皇それもよかろう冬雀 |
44 | ひたすらに風が吹くなり大旦 |
45 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
46 | あかつきの萍たたく山の雨 |
47 | 露の戸を開けて掌にのる余呉の湖 |
48 | 伐り出してある桐の木に春の雨 |
49 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
50 | 満開の花は軽ろしと見ゆるかな |
2024年4月24日 00時37分更新(随時更新中)