現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | せきをしてもひとり |
6 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
7 | 冴えかへるもののひとつに夜の鼻 |
8 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
9 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 王道なる逃げ道もあり山椒魚 |
12 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
13 | どうでもよいことには触れず野水仙 |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
16 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
17 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
20 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
21 | 現世の空を離れて合歓の月 |
22 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
23 | 日の本の男の子かなしも業平忌 |
24 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
25 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
26 | 出稼ぎへお国訛のとんぼ来る |
27 | 揚羽より速し吉野の女学生 |
28 | 浴後裸婦らんまんとしてけむらへり |
29 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
30 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
31 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
32 | 春星や女性浅間は夜も寝ねず |
33 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
34 | ほろほろ酔うて木の葉ふる |
35 | 腰切田の津軽農史や雪霏々と |
36 | 長き長き春暁の貨車なつかしき |
37 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
38 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
39 | 哀しくて耳を噛みたる蛍の夜 |
40 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
41 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
42 | 甕たのし葡萄の美酒がわき澄める |
43 | 水鳥の群れて程よき間を取りぬ |
44 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
45 | うたた寝の父には熱き柱かな |
46 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
47 | こんなよい月を一人で見て寝る |
48 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
49 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
50 | ねたきりのわがつかみたし銀河の尾 |
2024年9月26日 19時04分更新(随時更新中)