現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 海に出て木枯帰るところなし |
3 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
4 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
5 | 灯台のように遠くて裸足です |
6 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
7 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
8 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
9 | 海に鴨発砲直前かも知れず |
10 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
11 | 陽へ病む |
12 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
13 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
14 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
15 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
16 | 銃さげし少年匂ふ冬の磯 |
17 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
18 | 糸杉の腰のあたりが痒いという |
19 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
20 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
21 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
22 | 空蝉に真昼の海が残っている |
23 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
24 | 青蓮院の日没 往き来の虫満ちて |
25 | からだの風景を鷹が舞っている |
26 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
27 | あをあをと空を残して蝶分れ |
28 | 銀漢や地鶏と父が瞑りいて |
29 | 水を煮てこころ濁れり建国祭 |
30 | 炎熱や勝利の如き地の明るさ |
31 | 立冬や足許にきて動く波 |
32 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
33 | 蟻地獄のぞきて揺れしもの乳房 |
34 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
35 | 山ざくらふかい空から人招く |
36 | 錦木の仙骨となり父を愛す |
37 | 月光が革手袋に来て触るる |
38 | 秋たつや川瀬にまじる風の音 |
39 | 七五三妊婦もつとも美しき |
40 | 二の酉をはずれて点り飛不動 |
41 | 田植女のまろび寝ふかし荒筵 |
42 | 七夕や輪ゴムが一つ落ちてゐる |
43 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
44 | 水中に石段ひたり鯊の潮 |
45 | 七夕が来て黒猫の老い呆け |
46 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
47 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
48 | 遠山へ喪服を垂らす花の昼 |
49 | まことより嘘が愉しや春灯 |
50 | 枯木立月光棒のごときかな |
2024年9月23日 13時51分更新(随時更新中)