現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年12月31日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
3 | 海に出て木枯帰るところなし |
4 | 去年今年貫く棒の如きもの |
5 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
6 | 大年の法然院に笹子ゐる |
7 | 漱石が来て虚子が来て大三十日 |
8 | 引き潮の鳥居を包む花吹雪 |
9 | 甘草の芽のとびとびのひとならび |
10 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
11 | 初暦知らぬ月日は美しく |
12 | 霜柱砕かず行ける猫の足 |
13 | ラグビーの薬罐の中の小さき凪 |
14 | 水餅や土あらあらと暮れにけり |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | あらかたは二番煎じに初時雨 |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 長生きの命打こむ初太鼓 |
19 | 語り部にもの忘れあり桜東風 |
20 | 雲の渚海の渚も秋夕焼 |
21 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
22 | 明易や花鳥諷詠南無阿弥陀 |
23 | いきいきと三月生る雲の奧 |
24 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
25 | 月光のおよぶかぎりの蕎麦の花 |
26 | 噛みしめて深川飯も雁のころ |
27 | まだ暗き一の鳥居の古びけり |
28 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
29 | 草野球途中花鳥諷詠論 |
30 | 春愁や虚構の恋の捨てがたく |
31 | 犬は海を少年はマンゴーの森を見る |
32 | 三塁のベース明るき冬西日 |
33 | 日本最北東端にあり昆布干せり |
34 | 春風に飛ばしてならぬ子とたばこ |
35 | 蟹漁期月にわびしや妻の陰 |
36 | 夜となりて吉夢むさぼる寝正月 |
37 | 乗換えるたび天の川近づきぬ |
38 | ふきの薹一寸法師の椀のなか |
39 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
40 | くずし字を詠まんと秋の白秋碑 |
41 | 棹ささむあやめのはての忘れ川 |
42 | 鍬かろき心地や今朝の初音きく |
43 | 鬼瓦踏台にせる巣立かな |
44 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
45 | 死に絶えし家に隣りて冬夜かな |
46 | 外套の裏は緋なりき明治の雪 |
47 | 繭玉が咲いて用なき男来る |
48 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
49 | 渚まで冬木の影や晴れにけり |
50 | 網戸して革命はもうあるまじき |
2024年4月25日 13時11分更新(随時更新中)