現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年8月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
3 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
4 | 自由時間滝見に少し足らざりき |
5 | あめんぼと雨とあめんぼと雨と |
6 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 春を抱くように色添え邑眠る |
9 | 芋腹をたたいて歓喜童子かな |
10 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
11 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
12 | 老いてなどをれぬ椋鳥来る雨が漏る |
13 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
14 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
15 | 夕顔に遅れて灯る山家かな |
16 | 五月雨や起上がりたる根無草 |
17 | 新米の光受胎は告知され |
18 | まことより嘘が愉しや春灯 |
19 | 花冷えの箱に音する吉野葛 |
20 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
21 | 初夢の母は指から糸出して |
22 | 優しさや既に目の無き山椒魚 |
23 | 春の夜や女に飲ます陀羅尼助 |
24 | 友の死をゆさぶるごとく海胆すする |
25 | 切株に鴬とまる二月かな |
26 | 炎昼や木蔭に入れば深呼吸 |
27 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
28 | 純粋にもっとも近い桃をもぐ |
29 | 秋風や唐紅の咽喉仏 |
30 | ずかずかと来て冷蔵庫に向かう |
31 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
32 | 厨出て断層へゆく碧揚羽 |
33 | 産むというおそろしきこと青山河 |
34 | 海へ去る水はるかなり金魚玉 |
35 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
36 | 樺美智子忌白髪を手で梳けり |
37 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
38 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
39 | ふなばたに大きな雫沖膾 |
40 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
41 | 悉く全集にあり衣被 |
42 | 水音をふろしきに入れ長崎忌 |
43 | 晩鐘や雨雲走り雪になる |
44 | 稲妻に刺されし裸身透きとおる |
45 | 結界へとび火している曼珠沙華 |
46 | 深雪晴れ白きつむぎを織る娘 |
47 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
48 | 夕潮の紺や紫紺や夏果てぬ |
49 | 思いきり水飲んで蛇穴に入る |
50 | 十六夜や渚のふたり動かざり |
2024年3月29日 04時08分更新(随時更新中)