現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年12月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 春のくれ夫なき家に帰りくる |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | コスモスを拔けてゆくまで見送りぬ |
6 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
7 | こがらしや女は抱く胸をもつ |
8 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
9 | 蚯蚓なくあたりへこごみあるきする |
10 | 地下鉄の曲るときみる冬の闇 |
11 | 一家言くりかえす人冬ぬくし |
12 | 入れものが無い両手で受ける |
13 | 行水の女にほれる烏かな |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
16 | 首あげて怒る土偶や春嵐 |
17 | 病歴ががらんがらんと冬の坂 |
18 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
19 | 一村の日ごと濃くなる青田風 |
20 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
21 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
22 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
23 | 田を植ゑて不和の夫婦の戻けり |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
26 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
27 | 愚かにも過激に生きて父であり |
28 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
29 | 疾風雲冬満月を隠しけり |
30 | 弱き胃に花ひとひらの痛みくる |
31 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
32 | とある朝やる気ふつふつ蜆汁 |
33 | 開戦日朝日を閉ざす杉木立 |
34 | 襟巻きの無駄な長さを野に翔たす |
35 | 彎曲し火傷し爆心地のマラソン |
36 | 相容れぬ淡墨桜の尊厳死 |
37 | 川半ばまで立秋の山の影 |
38 | 愛人の麦のひがしを刈りのこす |
39 | 前世もひとり見ていた冬落暉 |
40 | ひく波の跡美しや桜貝 |
41 | マフラーやうれしきまでに月あがり |
42 | 芋の露連山影を正しうす |
43 | 牛の鼻の影の近づく水すまし |
44 | 落葉掃く箒わが句に立てかけよ |
45 | たましいの暗がり峠雪ならん |
46 | 竹炭の炉辺に招かむかぐや姫 |
47 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
48 | 臥るときのてのひら白く春逝けり |
49 | むらさきのひかりの中の大ちちろ |
50 | 定時制教室さくら片明り |
2025年8月28日 05時35分更新(随時更新中)