現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年2月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
2 | 微笑むや鏡と水の冷たさに |
3 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
4 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
5 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
6 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 月夜の葦が折れとる |
9 | 阿呆面して十六夜の月眺め |
10 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
11 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
12 | せきをしてもひとり |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | ゆきずりに野武士のような蕨狩り |
15 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
16 | 六月の女すわれる荒筵 |
17 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
18 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
21 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
22 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
23 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
24 | 満月を掬ひて水の零れけり |
25 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
26 | チョコレートひとつで一日楽しくなる |
27 | 海に出て木枯帰るところなし |
28 | 北風や石を敷きたるロシア町 |
29 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
30 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
31 | 心まで着ぶくれをるが厭はるる |
32 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
33 | 水枕ガバリと寒い海がある |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
36 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
37 | 風花のかかる喪の灯をあたためん |
38 | パンツ脱ぐ遠き少年泳ぐのか |
39 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
40 | 炭竈は雨にくづれて遅桜 |
41 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
42 | 一対か一対一か枯野人 |
43 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
44 | 立冬のことに草木のかがやける |
45 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
46 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
47 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
48 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
49 | 天の川わたるお多福豆一列 |
50 | 行く秋の錆色沈め五重塔 |
2024年9月24日 03時32分更新(随時更新中)