現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年12月14日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
3 | 一行の添え書に見る年賀状 |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 世の中を遊びごころや氷柱折る |
6 | 福引やティッシュ一つの福来たる |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
9 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
10 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
11 | 等圧線混みし天気図寒卵 |
12 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
13 | 冬の水一枝の影も欺かず |
14 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
15 | 去年今年貫く棒の如きもの |
16 | 墓のうらに廻る |
17 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
18 | しぐるるや死なないでゐる |
19 | レノン忌や学徒の軍靴雨しぶく |
20 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
21 | 秋雲やふるさとで売る同人誌 |
22 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
23 | オリオンと店の林檎が帰路の栄 |
24 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
25 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
26 | 玉の如き小春日和を授かりし |
27 | 病む師走わが道或はあやまつや |
28 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
29 | 何物が蛾を装ひて入り来るや |
30 | 朝の空気静かに流れ寒椿 |
31 | 海に出て木枯帰るところなし |
32 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
33 | 喜寿への単線肩からしぐれてくる |
34 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
35 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
36 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
37 | しらぎくの夕影ふくみそめしかな |
38 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
39 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
40 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
41 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
42 | シャボン玉ひとつ壊して地に還す |
43 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
44 | 柔かき海の半球クリスマス |
45 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
46 | 霾るといふ不条理や鴉群れ |
47 | 枯木立月光棒のごときかな |
48 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
49 | ビルを出て遅日の街にまぎれ入る |
50 | あらたまの魑魅分入れば |
2024年9月26日 23時18分更新(随時更新中)