現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年12月29日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 徐々に徐々に月下の俘虜として進む |
3 | 初暦知らぬ月日は美しく |
4 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
5 | 七種のはじめの芹ぞめでたけれ |
6 | 定位置に夫と茶筒と守宮かな |
7 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
8 | 馬の目に汗まつすぐな松が立つ |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
13 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
14 | 雪女郎おそろし父の恋恐ろし |
15 | えりあしのましろき妻と初詣 |
16 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
17 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
18 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
19 | 水枕ガバリと寒い海がある |
20 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
21 | 金魚手向けん肉屋の鉤に彼奴を吊り |
22 | 一行の添え書に見る年賀状 |
23 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
24 | 一隅の冬至かぼちゃに日が当る |
25 | 長考は山の芋より始まりぬ |
26 | 水も洩らさぬひとと対きあふ花の冷え |
27 | 在りし日と同じ陽を浴び寒明ける |
28 | 渚白い足出し |
29 | 涼風の一塊として男来る |
30 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
31 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
32 | 野仏の一円玉に大初日 |
33 | さつそくに蛙鳴きゐる植田かな |
34 | 花街の老婆が呉れし祭り菓子 |
35 | 一村のうすうすといる狐雨 |
36 | 秋惜む神をおそれぬ高さより |
37 | うらうらと陽の上りたる霧氷かな |
38 | 天然の風吹きゐたりかきつばた |
39 | オリオンの盾新しき年に入る |
40 | 満月や掃除されたる家の中 |
41 | 青く疲れて明るい魚をひたすら食う |
42 | あかあかと夕日は能登に沈みけり |
43 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
44 | 初山河あふれくるもの掌に |
45 | 藍浴衣夜風自在に家通る |
46 | 初風呂や花束のごと吾子を抱き |
47 | いちじくの黄落光る土管にも |
48 | 睥睨すマッカーサーのサングラス |
49 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
50 | 別るるや夢一筋の天の川 |
2024年9月24日 07時28分更新(随時更新中)