現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年4月23日のデイリーキーワードランキング
1 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
2 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
3 | 一満月一韃靼の一楕円 |
4 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | ちるさくら海あをければ海へちる |
7 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
8 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
9 | 凩や海に夕日を吹き落す |
10 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
11 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
12 | 月光に深雪の創のかくれなし |
13 | 春愁の化石巨鳥がおはようと |
14 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
15 | ふと春愁家族の箸を並べをり |
16 | 先頭の遍路が海の入日見る |
17 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
18 | 夫の忌の時雨しみたるわが袂 |
19 | 近道の青田中ゆく登校児 |
20 | 古き世の火の色うごく野焼かな |
21 | 秋晴や草生の中の苜宿 |
22 | 身ひとつを旅荷とおもふ葛の花 |
23 | 一陣の風に乘り行く花吹雪 |
24 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
25 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
26 | ふるさとはさみしきところ昼寝覚 |
27 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
28 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
29 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
30 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
31 | 茄子焼いて冷やしてたましいの話 |
32 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
33 | ふと咲けば山茶花の散りはじめかな |
34 | 心中に師なく弟子なくかすみけり |
35 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
36 | 青天や白き五弁の梨の花 |
37 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
38 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
39 | かげろふを二階にはこび女とす |
40 | まぼろしの鹿はしぐるるばかりなり |
41 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
42 | 冬が来て隣人黙って木を倒す |
43 | 秋晴れが鏡のなかにしか見えぬ |
44 | 浮苗を挿して夕日を呼び戻す |
45 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
46 | 北国はいまも流刑地閑古鳥 |
47 | 桃の花川はひかりを流しをり |
48 | 孤独死やタンポポの絮風運ぶ |
49 | 大初日ひとり一人が受けて佇つ |
50 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2025年9月2日 18時16分更新(随時更新中)