現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | 鉈かたかた雪根開きの父帰る |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 虹二重神も恋愛したまへり |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
10 | 方丈の大庇より春の蝶 |
11 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
16 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
17 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
20 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
21 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
22 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
23 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
24 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
25 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
26 | 星空へ店より林檎あふれをり |
27 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
28 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
29 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
30 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
31 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
32 | 月光にいのち死にゆくひとと寝る |
33 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
34 | つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 |
35 | 入れものが無い両手で受ける |
36 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
37 | 梅雨最中わが存念のけぶりをり |
38 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
39 | 炎宙の鉄塊として影失う |
40 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
41 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
42 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
43 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
44 | かなかなの途切れて空のうすくある |
45 | 春一番武蔵野の池波あげて |
46 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
47 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
48 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
49 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
50 | 点滴の片手遊ばせ日雷 |
2024年9月23日 04時25分更新(随時更新中)