現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年8月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 蝉の亡骸裏返りしは約束 |
5 | 向日葵の蕊を見るとき海消えし |
6 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
7 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
8 | 海髪靡くあれは人魚か乙姫か |
9 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
10 | 森閑と伊達の菩提寺冬に入る |
11 | おそるべき君等の乳房夏来る |
12 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
13 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
14 | うしろ姿の時雨てゆくか |
15 | みほとりの閂外し若葉風 |
16 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
17 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
18 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | 立葵いまも黒船見ておりぬ |
21 | 蟋蟀が深き地中を覗き込む |
22 | 日本海二日見てきしかざぐるま |
23 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
24 | 咳をしても一人 |
25 | 人なぜか生国を聞く赤のまま |
26 | 笠へぽつとり椿だつた |
27 | 枯れ蓮の枯れ切るところ幾柱 |
28 | 吾亦紅少しはなれてくれてゐる |
29 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
30 | もがり笛よがりのこゑもまぎれけり |
31 | 明日は明日 今日咲ききって日々草 |
32 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
33 | 冬の水一枝の影も欺かず |
34 | しっかりと見ておけと瀧凍りけり |
35 | 卯立上がり光昏へ秋昂ぶれり |
36 | 髪なびかせ生殖急ぐ地平の馬 |
37 | 後期高齢者の海色のサングラス |
38 | しづかにてぼうたんに時経つつあり |
39 | ひまわりの迷路で二人きりになる |
40 | わがままな文豪のごと蟇 |
41 | たましひのいたるところに泳ぎつく |
42 | 祖国とは いま片蔭に二人ゐて |
43 | いなびかり北よりすれば北を見る |
44 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
45 | 方丈の大庇より春の蝶 |
46 | ほおずきの花ひそひそと先のこと |
47 | 美しき帰雁の空も束の間に |
48 | 抽斗にいのちの薬混みて冬 |
49 | 美しき春潮の航一時間 |
50 | 余生の余白埋めんと歌う夏はきぬ |
2024年9月23日 20時30分更新(随時更新中)