現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年11月16日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | しぐるるや死なないでゐる |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
7 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
8 | 貝こきと噛めば朧の安房の国 |
9 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
10 | 玉の如き小春日和を授かりし |
11 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
12 | 雪兎ゆゑなき頬のほてりかな |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
17 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
18 | 包丁の切れ味ためす冬銀河 |
19 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
20 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
21 | 庭いじり冬眠の虫揺り起こす |
22 | 泣きやめて師へ奉る雪兎 |
23 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
24 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
25 | 秋の星座砂漠の色でまたたくか |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | 囲炉裏端に九条を読む膝机 |
28 | 度しがたき提琴色の夏の暮 |
29 | 霧青し双手を人に差しのばす |
30 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
31 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
32 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
33 | 青葉冷ラジオに返事してしまう |
34 | 返り花きらりと人を引きとどめ |
35 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
36 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
37 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
38 | 方丈の大庇より春の蝶 |
39 | 咳をしても一人 |
40 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
41 | がたと榾崩れて夕べなりしかな |
42 | 母の忌の花火いくつも上りけり |
43 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
44 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
45 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
46 | 火の色に翼塗られて梅雨の鳥 |
47 | 眼のふちに疲れ残れるマスクかな |
48 | かはらけの宙とんでゆく二月かな |
49 | 春の鳶寄りわかれては高みつつ |
50 | 紙つまる勤労感謝の日のFAX |
2024年4月27日 09時19分更新(随時更新中)