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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2022年8月15日のデイリーキーワードランキング

1

戦争と畳の上の団扇かな
2

八月や六日九日十五日
3

桜散るあなたも河馬になりなさい
4

手をあげて足をはこべば阿波踊
5

大落暉今に点火の枯すすき
6

真昼日に松風少し土用かな
7

純潔のなまえ真っ赤なネクタリン
8

夏の海水兵ひとり紛失す
9

戦争が廊下の奥に立つてゐた
10

手花火を命継ぐ如燃やすなり
11

いつまでもいつも八月十五日
12

門とぢて良夜の石と我は居り
13

声低き暮しに水の澄みゐたり
14

鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ
15

髪切るやただそれだけで蝶となる
16

をみならも涼しきときは遠を見る
17

秋立つや川瀬にまじる風の音
18

さみだれや船がおくるる電話など
19

蜜柑のはな波にマリアの鐘ひびき
20

馬の背に河の全長澄みゐたり
21

あめつちやひつぎの窗のてふつがひ
22

ゆるぎなく妻は肥りぬ桃の下
23

やわらかき母にぶつかる蚊帳の中
24

風睡る秋あかつきの子に深し
25

念力のゆるめば死ぬる大暑かな
26

燈籠のよるべなき身のながれけり
27

黒鯛を黙つてつくる秋の暮
28

寝返りを打つて闇見る我鬼忌かな
29

あめつちのこの雨の音終戦日
30

終戦といえば美し敗戦日
31

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
32

これよりの炎ゆる百日セロリ噛む
33

竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず
34

霧月夜美して一夜ぎり
35

竹林の揺れ立春の雲を掃く
36

酒の肴は句敵の悪口 泡噴くビール
37

甚平や一誌持たねば仰がれず
38

甚平を着て今にして見ゆるもの
39

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
40

蝉時雨子は担送車に追ひつけず
41

ペンギンのいない八月十五日
42

まさびしき海峡ひとつ秋を来て
43

切株や蓬は長けて人老いて
44

少女の四肢ほそくかしこく冷房に
45

生身魂土砂空隙に立つてゐた
46

水洟や鼻の先だけ暮れ残る
47

我こそは浮島守よからすうり
48

藍の花栞れば紅の失せにけり
49

睥睨すマッカーサーのサングラス
50

庭隅の幹に日のある二日かな


2024年4月24日 08時51分更新(随時更新中)
 

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