現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月31日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
3 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 肉がやせて来る太い骨である |
6 | 牡丹百二百三百門一つ |
7 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
8 | 水枕ガバリと寒い海がある |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | 星空へ店より林檎あふれをり |
14 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
15 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
16 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
17 | 聲変りはじまつて百物語 |
18 | 水無月の死ぬならこんな海の色 |
19 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
20 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
21 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
22 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
23 | 梅雨入りの囁き羅漢石の耳 |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 絶壁の闇*剥がされる寒茜 |
27 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
28 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
29 | 咲きいづるや桜さくらと咲きつらなり |
30 | 没頭のときは無時間ほととぎす |
31 | 入れものが無い両手で受ける |
32 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
33 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
34 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
35 | 鴟尾すべり落つ天平の恋雀 |
36 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
37 | みちのくは底知れぬ国大熊生く |
38 | 針箱は母の分身柿の花 |
39 | デルタの草に銀行員沒す終戰日 |
40 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
41 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
42 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
43 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
44 | 朝もやの小舟の明かり夾竹桃 |
45 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
46 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
47 | ひと筋の光となりて梅雨の蝶 |
48 | 稚魚放流海が母なり青峰忌 |
49 | 寒餅やむらさきふくむ豆のつや |
50 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
2024年9月20日 10時12分更新(随時更新中)