現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 柊の花一本の香りかな |
2 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
3 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
4 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
5 | 夫唱婦随婦唱夫随や冬籠 |
6 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
7 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
8 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
16 | 爆発や太郎と愛のどんど焼き |
17 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
18 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
19 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
20 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
21 | 晩成の意地の一願初天神 |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 爬虫館真只中に春寒し |
24 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
25 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
26 | 冬晴れて立ち上がる物みな尖る |
27 | ゆきあうて運動部員淑気満つ |
28 | 人生の構図決まらず秋灯下 |
29 | 冬菫飛行船を待っている |
30 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
31 | 夏帽はサハラ砂漠の砂の色 |
32 | 月明の一痕としてわが歩む |
33 | 光陰の矢の真直に煤逃げす |
34 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
35 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
36 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
37 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
38 | アプレゲールと呼ばれた人と冬日向 |
39 | 阿部定にしぐれ花やぐ昭和かな |
40 | 水枕ガバリと寒い海がある |
41 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
42 | 夜の雷身辺に師の封書おく |
43 | 侘助や草履の並ぶ躙口 |
44 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
45 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
46 | 時雨雲づんづん行きて青き空 |
47 | 冬落暉檻のけものら声挙げて |
48 | 炎熱や勝利の如き地の明るさ |
49 | 破魔矢受く生命線の長き手に |
50 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
2024年9月20日 05時16分更新(随時更新中)