現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
4 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
5 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
6 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
7 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
8 | 去年今年貫く棒の如きもの |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 冬の水一枝の影も欺かず |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | そもそものはじめは紺の絣かな |
13 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
14 | うなさかへ香水一滴二滴かな |
15 | 運命は笑ひ待ちをり卒業す |
16 | 老境の静謐といふ梅日和 |
17 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
18 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
19 | 桃の世は粗朶のやさしき火なりけり |
20 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
21 | 水枕ガバリと寒い海がある |
22 | 凩の果はありけり海の音 |
23 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
24 | 菫程な小さき人に生れたし |
25 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
26 | 父の忌の近づく匂ひ春甘藍 |
27 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
28 | 阿修羅像は美少年なり酔芙蓉 |
29 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
30 | 老犬の見とれてゐたる白椿 |
31 | 火と話し水と話して冬ごもり |
32 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
33 | 経典に恋の一章雪こんこ |
34 | 秀吉の一夜城跡や鵜飼舟 |
35 | 箒目に乗つてをりたる春の月 |
36 | 糸切れし凧の行方に妬心湧く |
37 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
38 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
39 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
40 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
41 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
42 | 野遊びの二人は雨の裔ならむ |
43 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
44 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
45 | 風に雲飛ばして山の笑い合う |
46 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
47 | 河津桜に雨金目鯛のひもの |
48 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
49 | 鹿の影こわれものとう荷をほどく |
50 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
2024年9月25日 02時50分更新(随時更新中)