現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年10月4日のデイリーキーワードランキング
1 | こがらしや女は抱く胸をもつ |
2 | 牡丹百二百三百門一つ |
3 | なつかしの濁世の雨や涅槃像 |
4 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
5 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
6 | 白樺を幽かに霧のゆく音か |
7 | 文字忘れ言葉忘れて夏過ぎぬ |
8 | 青騒の森のどこかにかぐや姫 |
9 | 八月の山河を包む日章旗 |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 若鮎の二手になりて上りけり |
12 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
13 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
14 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
15 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
16 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
17 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
18 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
19 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
20 | 一村に一師一弟子棲みて雪 |
21 | アイロンの蒸気が抜ける花疲れ |
22 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
23 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
24 | 愛藏す東籬の詩あり菊枕 |
25 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
26 | 彼一語我一語秋深みかも |
27 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
28 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
29 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
30 | 絨緞を転がる宇宙見てをりぬ |
31 | 睡りては人を離るる霧の中 |
32 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
33 | 哀愁の街に芽を吹く泥柳 |
34 | 改札の紅葉マップや朝から晴れ |
35 | 寒や母地のアセチレン風に欷き |
36 | 去年今年貫く棒の如きもの |
37 | たわいなき饒舌透ける青簾 |
38 | ロケットや鉄の兎のひとっとび |
39 | 逢ひし衣を脱ぐや秋風にも匂ふ |
40 | 退屈の時間がほしいマスカット |
41 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
42 | 百姓の手に手に氷菓したたれり |
43 | ゆく船へ蟹はかひなき手をあぐる |
44 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
45 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
46 | 父母を置いて柱になりし子等 |
47 | 逢うまでの巻いて結んで春ショール |
48 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
49 | 愛国心論じていたる日向ぼこ |
50 | 芋の露連山影を正しうす |
2025年8月28日 08時56分更新(随時更新中)