現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年1月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 元日の瞼あかるくまた寝落つ |
2 | 冬めくや人の話の腰を折る |
3 | 蛾の微光おのれ昂り母寝落つ |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 底なしの婿に敵わぬ年酒酌む |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | まだぬくき骨抱き帰る日の盛り |
8 | 初暦知らぬ月日は美しく |
9 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
10 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
11 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
12 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
13 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
14 | 初富士の大きかりける汀かな |
15 | 最澄の瞑目つづく冬の畦 |
16 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
17 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
18 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
19 | 着雪の落つ音ひかり大欅 |
20 | 平安の夢を紡ぎて雛納め |
21 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
22 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
23 | 寒の水掬うたび指熱くなる |
24 | 水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 |
25 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
26 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
27 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
28 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
29 | あたたかくたんぽぽの花茎の上 |
30 | 大和また新たなる国田を鋤けば |
31 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
32 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
33 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
34 | 馬つなぎ石小さくて冬めける |
35 | オリオンの盾新しき年に入る |
36 | 真っ直ぐな木から数える春の山 |
37 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
38 | 鳩百羽翔ちてきょとんと春の鹿 |
39 | 大空にうかめる如き玉椿 |
40 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
41 | 侘助のあかくゆく先明るからん |
42 | 海に出て木枯帰るところなし |
43 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
44 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
45 | やどかりの後ろに妻の巨大なり |
46 | 炎昼の鬼火を宥めいたりけり |
47 | ここここと牛乳注げば飛び散る春 |
48 | 仏教国蜻蛉胸より足出づる |
49 | 曲線のひるむことなき寒卵 |
50 | 踊子の金色の靴小鳥来る |
2024年9月21日 21時21分更新(随時更新中)