現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年2月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
2 | 夕凪や見知らぬ人と会釈する |
3 | 名月や門の欅も武蔵ぶり |
4 | 鞦韆を大きく漕いで青信濃 |
5 | 行列の中程にゐて初太鼓 |
6 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
7 | 寒烈の裸眼の曇る目出し帽 |
8 | 向日葵は陽を浴び影の濃くなりし |
9 | そら豆のやうな顔してゐる子かな |
10 | 着ぶくれて横に振る首まだありぬ |
11 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
12 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
13 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
14 | これを見に来しぞ雪嶺大いなる |
15 | ひらひらと夜はしんしんと六つの花 |
16 | 銃眼も恋も霞の木をめぐり |
17 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
20 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
21 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
22 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
23 | 何事も無き空しさの日向ぼこ |
24 | 玄海に紅こぼし藪椿 |
25 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
26 | 大粒な一粒づつのやがて喜雨 |
27 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
28 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
29 | 日月の過ぐる滝の上信子の忌 |
30 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
31 | 妻逝きしより三年の雪解光 |
32 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
33 | うれしさは春のひかりを手に掬ひ |
34 | 立春の光の棒に射ぬかれる |
35 | 水枕ガバリと寒い海がある |
36 | 御灯明ここに小川の始まれり |
37 | 捨て鶏が鳴いて一山春めけり |
38 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
39 | わが山河まだ見尽さず花辛夷 |
40 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
41 | お中元おなじやうなる句集来る |
42 | 大粒の雨が来さうよ鱧の皮 |
43 | 初富士の大きかりける汀かな |
44 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
45 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
46 | 蒼みつつしづくする雪妻還る |
47 | とびからすかもめもきこゆ風ゆきげ |
48 | いつも手が濡れて女の木の芽時 |
49 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
50 | 鶏頭の一途に炎えて近づけぬ |
2024年4月25日 21時45分更新(随時更新中)