現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月16日のデイリーキーワードランキング
1 | からだの風景を鷹が舞っている |
2 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
3 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
4 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
5 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
6 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
7 | 銃さげし少年匂ふ冬の磯 |
8 | 大年やおのづからなる梁響 |
9 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 羽子板や子はまぼろしのすみだ川 |
12 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
13 | 亀鳴くと首をもたげて亀の聞く |
14 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
15 | 片隅で椿が梅を感じてゐる |
16 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
17 | 海に出て木枯帰るところなし |
18 | 蹠に記憶末広がりの海鳴りは |
19 | 空蝉に真昼の海が残っている |
20 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
21 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
22 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
23 | 経師屋に撫でられてゐる寝釈迦かな |
24 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
25 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
26 | らっきょう噛めば解体新書の音する |
27 | よみ懸けし戦国策や稲光 |
28 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
29 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
30 | をととひのへちまの水も取らざりき |
31 | 夜逃げした若い父さん冷奴 |
32 | 家毎に地球の人や天の川 |
33 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
34 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
35 | 鶫旅立つ朧月夜の朧の? |
36 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
37 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
38 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
39 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
40 | 向きあっている仏壇と雛壇と |
41 | 虚子に問ふ十一月二十五日のこと如何に |
42 | 寒鯉はしづかなるかな鰭を垂れ |
43 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
44 | 蹠より梅雨のはかなさはじまりぬ |
45 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
46 | しあわせに目もあけられず花吹雪 |
47 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
48 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
49 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
50 | うぐいすの匂うがごときのどぼとけ |
2024年4月23日 20時25分更新(随時更新中)