現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年11月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
2 | 芋の露連山影を正しうす |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
5 | 紅梅であつたかもしれぬ荒地の橋 |
6 | 天上も淋しからんに燕子花 |
7 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
8 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
9 | 降る雪や 明治は遠くなりにけり |
10 | はや朝の心とがれり雨の鵙 |
11 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
12 | 鶯やわたし眠くて半熟卵 |
13 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
14 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
15 | まんさくの音沙汰に山ぐらしあり |
16 | 釘箱から夕がほの種出してくる |
17 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
18 | 爽籟や試歩伸ばし行く夫の背ナ |
19 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
20 | 風の中おのれを責めつつ歩く |
21 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
22 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
23 | 八朔や馬ことわりて徒でゆく |
24 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
25 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
26 | 焼いもや居て貰つては困る人 |
27 | 昼凪のわが言葉のみ揺るるなり |
28 | 寝て起きて色即是空風花す |
29 | やはらかき身を月光の中に容れ |
30 | 大寒の胸こそ熱き血の器 |
31 | 青芒一痕として生まれしか |
32 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
33 | しぐるるや僧も嗜む実母散 |
34 | 友と居て妻を疎んず鮟鱇鍋 |
35 | 木犀や雨に籠れば男饐え |
36 | 恋語る魚もあるべし春の海 |
37 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
38 | 億年のなかの今生実南天 |
39 | いづくにも虹のかけらを拾ひ得ず |
40 | 八朔や今日あきらかに風に色 |
41 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
42 | 少年へ遠い月泛く埋立地 |
43 | 鮎の宿おあいそよくて飯遅し |
44 | 春あさし人のえにしの絶ちがたく |
45 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
46 | 軍艦島朽ちてなお立つ冬木かな |
47 | その冬木誰も瞶めては去りぬ |
48 | あしゆびをそよがせ涅槃したまへり |
49 | 苗代寒胎児が母の貌を変ふ |
50 | 消防車来て村中の犬吠ゆる |
2024年9月23日 14時40分更新(随時更新中)