現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年7月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
3 | 郭公や何処までゆかば人に逢はむ |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
9 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
10 | 初凪に島の祠の昼灯 |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
13 | 金魚玉天神祭映りそむ |
14 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
15 | 卵割るように銀河を渡りけり |
16 | 田ひばりの四角四面を好むらし |
17 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
18 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
19 | 舟漕いで海の寒さの中を行く |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 千年杉千年前の夏の雨 |
22 | 梟の知り尽したる闇深し |
23 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
24 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
25 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
26 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
27 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
28 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
29 | 淡墨桜風たてば白湧きいづる |
30 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
31 | 寒波急日本は細くなりしまま |
32 | ボール蹴るサッカー少年草紅葉 |
33 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
34 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
35 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
36 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
39 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
40 | 寂しいは寂しいですと春霰 |
41 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
42 | 熱中する青竹薮に働く聲 |
43 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
44 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
45 | 初なすび水の中より跳ね上がる |
46 | 花火果つ桔梗の色の空と屋根 |
47 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
48 | 老木の芽吹き強さと優しさと |
49 | 濁酒あり星と野犬の髑髏 |
50 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
2024年9月25日 00時48分更新(随時更新中)