現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年11月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 鶫死して翅拡ぐるに任せたり |
2 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
5 | 秋天や地球はほんまに円いのか |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
8 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
9 | つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋 |
10 | 木綿縞着たる単純初日受く |
11 | 断崖をもつて果てたる枯野かな |
12 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
13 | 冬隣余生を臍で考へる |
14 | 数え日の遠き柱の丸さかな |
15 | 鍋つつく爺の言葉は変化球 |
16 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
17 | 深雪道来し方行方相似たり |
18 | いなびかり北よりすれば北を見る |
19 | あをあをと空を残して蝶分れ |
20 | 月さして一ト間の家でありにけり |
21 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
22 | 氷菓の峯凹ます少女の堅き舌端 |
23 | おそるべき君等の乳房夏来る |
24 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | 去年今年貫く棒の如きもの |
27 | 町空のつばくらめのみ新しや |
28 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
29 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
30 | 冬の霧宙に遊べる筑波山 |
31 | 数え日の白紙折れば立ちにけり |
32 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
33 | 春耕すわが影に鍬ふかく打つ |
34 | 冬霧に満珠・千珠の島見えず |
35 | しんしんと閑けさ聴こゆ今朝の春 |
36 | ものの種にぎればいのちひしめける |
37 | 風のタクトときどき光る花芒 |
38 | うしろ姿の時雨てゆくか |
39 | 冬すでに路標にまがふ墓一基 |
40 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
41 | 立冬のことに草木のかがやける |
42 | 菊日和付かず離れず添ふ八十路 |
43 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
44 | 霜月や狸にも会う狢獲り |
45 | この道しかない春の雪ふる |
46 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
47 | 雪渓をかなしと見たり夜もひかる |
48 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
49 | たんぽぽの絮に白血球騒ぐ |
50 | しらぬまにつもりし雪のふかさかな |
2024年4月20日 07時10分更新(随時更新中)