現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 秋の航一大紺円盤の中 |
3 | てのひらに落花とまらぬ月夜かな |
4 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
5 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
6 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
7 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
8 | 人体冷えて東北白い花盛り |
9 | 朧夜の奥よりホームズの足音 |
10 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
11 | 川音の高まり集め夏兆す |
12 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
13 | 天地の間にほろと時雨かな |
14 | 飛騨牛のすき燒き囲む大家族 |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | 雪女郎に逢ひに戻りし湖の国 |
17 | 川上を目指す動機のないメダカ |
18 | 愛と同量の飢え暗澹と開渠を下る |
19 | 腰のばし背のびして観る返り花 |
20 | かたまつて薄き光の菫かな |
21 | 大根切る並びて白き冬の山 |
22 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 辛夷の芽嬰にみなぎる泣く力 |
25 | 余花の雨かの人に会うためほしい |
26 | 湘南の風のざらつく油照り |
27 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
28 | 点滴の夜に入りたる麦の秋 |
29 | 神無月海にふくらむ落としもの |
30 | 旧姓も集いて花の宴かな |
31 | 只今に耳目を凝らす冬木立 |
32 | 出来ちやつた婚などなくて牧閉す |
33 | 石段に敷きつめられし花筵 |
34 | 樹木みな根びらきといふ春纏ふ |
35 | 女湯もひとりの音の山の秋 |
36 | 海に出て木枯帰るところなし |
37 | 還らじの人指折りて花朧 |
38 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
39 | 冷海へ漕ぎ出て岸に鈍角充つ |
40 | ちるさくら海あをければ海へちる |
41 | 天耕の峯に達して峯を越す |
42 | 火の通りにくき鯛の子煮てひとり |
43 | ロダンの首泰山木は花えたり |
44 | 旅立ちの色整えよ冬の草 |
45 | 梁の自在の卍鳥雲に |
46 | 茶が咲いて肩のほとりの日暮かな |
47 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
48 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
49 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
50 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
2025年8月29日 05時57分更新(随時更新中)