現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
2 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
3 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | 豚どもは言葉あるごと冬日押す |
6 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
7 | 或る時は洗ひざらしの蝶が飛ぶ |
8 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
9 | 枯木立月光棒のごときかな |
10 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
11 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
12 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
13 | あをあをと空を残して蝶分れ |
14 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
15 | 嬰児泣く雪中の鉄橋白く塗られ |
16 | 灯台のように遠くて裸足です |
17 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
18 | 青空と荒野を愛し子を抱かず |
19 | しぐるるや駅に西口東口 |
20 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
21 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
22 | 少女らのむらがる芝生萌えにけり |
23 | 恋猫にまだ北風荒き三崎かな |
24 | 秋立つやこつこつと越す跨線橋 |
25 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
26 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
27 | 雁の束の間に蕎麦刈られけり |
28 | あ初蝶こゑてふてふを追ひにけり |
29 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
30 | しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり |
31 | 蛇穴に入りてしまふ老婆の死 |
32 | れんぎように巨鯨の影の月日かな |
33 | か、仮に 女盛りの昼へ行く |
34 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
35 | ものの種にぎればいのちひしめける |
36 | うたた寝の父には熱き柱かな |
37 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
38 | 冷奴柱時計の音ばかり |
39 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
40 | 水中の河馬が燃えます牡丹雪 |
41 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
42 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
43 | うなぎやの二階にゐるや秋の暮 |
44 | あおあおと地へ腰据える山椒売り |
45 | 軍隊の近づく音や秋風裡 |
46 | 噴井愛しぬ噴井に眼鏡落すまで |
47 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
48 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
49 | 狂わねば届かぬ高さ朴の花 |
50 | 連翹に巨鯨の影の月日かな |
2024年9月27日 06時00分更新(随時更新中)