現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年4月26日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
4 | 徐々に徐々に月下の俘虜として進む |
5 | 幻の女とゆく夜の花八ツ手 |
6 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
9 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
10 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
11 | 靖国の散る戦友の桜咲く |
12 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
13 | 天瓜粉しんじつ吾子は無一物 |
14 | 水澄みて水の底より鬨の声 |
15 | ゆるゆると水恋ふ色に藍の花 |
16 | 畳紙に包まれていた紫雲英田よ |
17 | この道しかない春の雪ふる |
18 | 百姓の血筋の吾に麦青む |
19 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
20 | 病む六人一寒燈を消すとき来 |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | 千の手の一つを真似る月明かり |
23 | 少年のふぐり弾ける盆太鼓 |
24 | たてよこに富士伸びてゐる夏野かな |
25 | 顔見世の楽屋入りまで清水に |
26 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
27 | 双子なら同じ死顔桃の花 |
28 | 玻璃越しに春陰の夜叉覗くなり |
29 | てのひらに蜂を歩ませ歓喜仏 |
30 | 茶の花のかげのきてゐる囮かな |
31 | 新宿ははるかなる墓碑鳥渡る |
32 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
33 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
34 | 里山の風は七癖早春賦 |
35 | 妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る |
36 | ひまはりの人を恐れぬ高さかな |
37 | きびきびと万物寒に入りにけり |
38 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
39 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
40 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
41 | ふくろふに真紅の手毬つかれをり |
42 | 青騒の森のどこかにかぐや姫 |
43 | 閉じるとき栞をはさむ広島忌 |
44 | とらへたる柳絮を風に戻しけり |
45 | 草枯や海士が墓皆海を向く |
46 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
47 | ふるさとの橋見えてきて盆の月 |
48 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
49 | まさびしき海峡ひとつ秋を来て |
50 | ぎしぎしや生れた日からエキストラ |
2024年9月20日 08時10分更新(随時更新中)