現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
3 | 願ひ事なくて手古奈の秋淋し |
4 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
5 | 卒業や水は流るる光のなか |
6 | 秋風や心激して口吃る |
7 | ものの種にぎればいのちひしめける |
8 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
9 | 癌病めばもの見ゆる筈夕がすみ |
10 | 木偶の目の夜は金色に木枯吹く |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | セレベスに女捨てきし畳かな |
13 | あぢさゐの花より懈くみごもりぬ |
14 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
15 | 陽へ病む |
16 | 草に音立てゝ雨来る秋燕 |
17 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
18 | もてあます首の長さや苗代寒 |
19 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
20 | 去年今年貫く棒の如きもの |
21 | しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり |
22 | 枯木立月光棒のごときかな |
23 | 一満月一韃靼の一楕円 |
24 | この国の言葉によりて花ぐもり |
25 | 長き夜の楽器かたまりゐて鳴らず |
26 | しがらみを抜けてふたたび春の水 |
27 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
28 | 少しづつあらはに積もるみぞれかな |
29 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
30 | 土佐は今二番苗代青田中 |
31 | 今思へば皆遠火事のごとくなり |
32 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
33 | 頷いて爆心へ行くフラミンゴ |
34 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
35 | 恋の矢はくれなゐ破魔矢白妙に |
36 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
37 | 少しずつピアノが腐爛春の家 |
38 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
39 | 揚雲雀死より遠くは行きゆけず |
40 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
41 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
42 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
43 | 火事を見る胸裏に別の声あげて |
44 | 冬麗の水に靨や流れをり |
45 | パスワード忘れて緋鯉錦鯉 |
46 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
47 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
48 | 青梅雨や守武千句朦気あり |
49 | なるほどバナナ 形からしてバナナ |
50 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
2024年4月26日 20時44分更新(随時更新中)