現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年3月7日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆびきりの指が落ちてる春の空 |
2 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
3 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
6 | 円空仏守る尼僧の眸の涼し |
7 | 口あけて鯉は悠々花粉症 |
8 | 土筆飯ならば少々神妙に |
9 | ひく波の跡美しや桜貝 |
10 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
11 | 分け入つても分け入つても青い山 |
12 | わが墓所は村一望よ青鷹 |
13 | 鬼女の棲む安達原の夕紅葉 |
14 | 恋猫と語る女は憎むべし |
15 | 凩の果はありけり海の音 |
16 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
17 | 我思わぬゆえに我なし蕪蒸し |
18 | 月光に深雪の創のかくれなし |
19 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
20 | 春昼の土蔵に見出す古玩具 |
21 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
22 | 失望は午前に午後に虫の夜に |
23 | 天窓にひかりの記憶春夕焼 |
24 | 山深み幽禽鳴いて水涸るる |
25 | 風船が部屋暗ければ出でんとす |
26 | 黒き枕ひとつ干しあり利休の忌 |
27 | ようやくに決まる振袖桃の花 |
28 | あをあをと空を残して蝶分れ |
29 | 水彩のやうな出血ヒヤシンス |
30 | 合格子ひとりになれば大股に |
31 | 石亀の足をひらひら水の秋 |
32 | 風待ちの鷹か日の出の壇ノ浦 |
33 | 海に出て木枯帰るところなし |
34 | ふるさとの土の底から鉦たたき |
35 | 声のせしゆふべに罌粟の花となる |
36 | 水打って糶のはじまる桜鯛 |
37 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
38 | シクラメン水が喉元過ぎにけり |
39 | 部屋部屋のうすくらがりや沈丁花 |
40 | 人はひとのぬくみの中にお水取り |
41 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
42 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
43 | 少女少女遊びつ夏の木になりし |
44 | 日本最北東端にあり昆布干せり |
45 | みづうみに金銀の斧結氷す |
46 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
47 | これよりは恋や事業や水温む |
48 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
49 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
50 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
2024年9月26日 10時09分更新(随時更新中)