現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年9月2日のデイリーキーワードランキング
1 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
2 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
3 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
4 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
5 | 熱血のロボット生みて椿咲く |
6 | 唇割って石榴真っ赤な*嘘をつく |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
9 | 使い捨てカイロ山積み日本男児 |
10 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
11 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
12 | 天の川わたるお多福豆一列 |
13 | ふるさとの月の港をよぎるのみ |
14 | ゆくゆくはわが名も消えて春の雪 |
15 | ちるさくら海あをければ海へちる |
16 | 女教師の因数分解花の午後 |
17 | 春風のかたちが見えた曲がり角 |
18 | 天地の間にほろと時雨かな |
19 | しぐるるや死なないでゐる |
20 | 赤とんぼ戻らぬ一機二機三機 |
21 | 考へても疲るるばかり曼珠沙華 |
22 | ヒロシマに残したままの十九の眼 |
23 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
24 | 嫁が君渡世は意外に簡単だ |
25 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
26 | 秋蝶の驚きやすきつばさかな |
27 | 麺麭屋まで二百歩 銀河へは七歩 |
28 | 木の卓にレモンまろべりほととぎす |
29 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
30 | 冬深し巨船ひたすら南溟へ |
31 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
32 | しらぎくの夕影ふくみそめしかな |
33 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
34 | まづ背筋正して座る夏稽古 |
35 | 訪ね来し 淡墨桜のオーラかな |
36 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
37 | 鵯のそれきり鳴かず雪の暮 |
38 | 木蓮の天に向ってじゃんけんぽん |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | うかうかと我門過る月夜かな |
41 | いとほしや人にあらねど小紫 |
42 | 下校子の寄り道急かす春一番 |
43 | 梨咲くと人にはぐるる心地せり |
44 | 春の夢何万トンの空だろう |
45 | 時雨ふるみちのくに大き佛あり |
46 | 考える人は考え昭和の日 |
47 | 山寺の千のきざはし吊し雛 |
48 | 野旋行や二升五合の握りめし |
49 | 口から子吐き出す春の熱帯魚 |
50 | 数式を展けば虫の声しきり |
2025年8月28日 21時18分更新(随時更新中)