現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年7月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
3 | 罌粟の花さやうに散るは慮外なり |
4 | 鈴虫は鳴きやすむなり虫時雨 |
5 | コクトーの細き手首やいなつるび |
6 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
7 | この町に生くべく日傘購ひにけり |
8 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
9 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
10 | ふるさとに鮭帰る川君もかへる |
11 | 庭隅の幹に日のある二日かな |
12 | 妻二タ夜あらず二タ夜の天の川 |
13 | 秋気満つ光源氏を読みあいて |
14 | 後架の空早暁赤し秋の風 |
15 | 幾万の芥子咲く音の無い世界 |
16 | 水切りの石さらさらと女郎花 |
17 | 滝風に吹かれあがりぬ石たたき |
18 | 雪の華あなたに見せてゐて暮れる |
19 | 丸裸どんどん空を持ってこい |
20 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
21 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
22 | ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき |
23 | 青芒不可解なことばかりなり |
24 | 晩夏光ナイフとなりて家を出づ |
25 | わからぬ句好きなわかる句ももすもも |
26 | 六十年の齢刻みし石灼くる |
27 | 子規逝くや十七日の月明に |
28 | わが山河いまひたすらに枯れゆくか |
29 | 春や昔十五万石の城下哉 |
30 | 孤島にて/不眠の鴉/白くなる |
31 | 泉の底に一本の匙夏了る |
32 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
33 | たましひのしづかにうつる菊見かな |
34 | 陽を浴びる墓は確かに正直だ |
35 | 消炭をざつくり掬いたる恋は |
36 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
37 | 流されてたましひ鳥となり帰る |
38 | 寂寥の田に雪煙り巻き上ぐる |
39 | 菫程な小さき人に生れたし |
40 | 一条の激しき水や青薄 |
41 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
42 | 重ね着の中に女のはだかあり |
43 | 初日さす朱雀道りの静さよ |
44 | 十五歳抱かれて花粉吹き散らす |
45 | 産み月や故郷の花火打ちかぶり |
46 | 無防備に横たわる彼晩夏光 |
47 | 枯れ果にふとかはせみの碧があり |
48 | 無蓋車に揺られし記憶黍嵐 |
49 | 夜の辺の花をかたどる寒さかな |
50 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2024年4月26日 01時47分更新(随時更新中)