現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | あるときは船より高き卯浪かな |
3 | せきをしてもひとり |
4 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
5 | あるときは浅蜊蛤弥生町 |
6 | あるときはいのちゆらゆら芋の露 |
7 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
8 | 花に酔う人のうしろの馬笑う |
9 | あるときは山の音する木の実独楽 |
10 | 炎天こそすなはち永遠の草田男忌 |
11 | 母いまは睡りて花の十姉妹 |
12 | 在るという朝のはじまり花三分 |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
15 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
16 | 蝶の腹やはらかやはらか中年よ |
17 | あるときはふるさと燃ゆる春の夢 |
18 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
19 | 海へ射す日矢一条や青鷹 |
20 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
21 | 一枚の落葉となりて昏睡す |
22 | 眼をとぢて佛とおなじ薫風裡 |
23 | 陽へ病む |
24 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
25 | さきがけて辛夷は空へ龍太の忌 |
26 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
27 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
28 | 家中にてふてふ湧けり覚めにけり |
29 | 葬送のハト飛び立ちぬすぐ戻る |
30 | いなびかり北よりすれば北を見る |
31 | ものの種にぎればいのちひしめける |
32 | 冬日宙少女鼓隊に母となる日 |
33 | 塩田に百日筋目つけ通し |
34 | 綿の花摘むや天山とほく澄み |
35 | おそるべき君等の乳房夏来る |
36 | 炎帝のさびしき起重機あそびかな |
37 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
38 | 久々の朝寝の自分うれしくて |
39 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
40 | 月明の死者を剥ぎたる青畳 |
41 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
42 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
43 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
44 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
45 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
46 | 精神科の空を小鳥が歩きまわる |
47 | 去年今年貫く棒の如きもの |
48 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
49 | 蟹たちの噂ばなしは横這いに |
50 | 暑いなあ 金魚は一つ泡を吐く |
2024年9月20日 10時38分更新(随時更新中)