現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年8月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | 新藁の香を敷きつめて山葵植う |
8 | 想像が遅れて流る熊野川 |
9 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
13 | 余花の蝶しばらく波にあそびけり |
14 | この道の富士になりゆく芒かな |
15 | 足も手も不思議と思う日向ぼこ |
16 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
17 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
18 | 新藁の小屋でみつけたかくれんぼ |
19 | 歳時記にはさみ持ちゆく秋の雷 |
20 | さうめんや妻は歌舞伎へ行きて留守 |
21 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
22 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
23 | いちじくの木のてつぽ虫終戦日 |
24 | 星空へ店より林檎あふれをり |
25 | 浮塵子なら日没までの舞踏会 |
26 | 太陽の昇る方より春の音 |
27 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
28 | はるかより這うて来る子や夏座敷 |
29 | 豆粒のようなわたくし冬の月 |
30 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
31 | 告げるごと落人村の草ひばり |
32 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
33 | この道しかない春の雪ふる |
34 | さくらしべ降る歳月の上にかな |
35 | 伊豆の海や紅梅の上に波ながれ |
36 | 生涯のいま午後何時鰯雲 |
37 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
38 | 酔ふことを急いでゐたり霜の声 |
39 | 二百十日晴れスクランブル交差点 |
40 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
41 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
42 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
43 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
44 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
45 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
46 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
47 | けふの月長いすすきを活けにけり |
48 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
49 | 眼つむるや重なり合へる青山河 |
50 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
2025年8月29日 04時40分更新(随時更新中)