現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年11月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
3 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
4 | 比良八荒住んでくれよと震へをり |
5 | 折々の兵器と契る鬼火かな |
6 | 英霊車去りたる街に懐手 |
7 | 春風やモヒカン刈りの赤ん坊 |
8 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
9 | 蟬時雨般若心経くりかへす |
10 | 把り凍て飛び降りるにも翼なし |
11 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
12 | 向日葵や誰か物言へ日が傾ぐ |
13 | 老いたれば人より早く冬が来る |
14 | さわさわと来て熊鍋の熊のこと |
15 | 蜂の巣によき音たてて手を洗ふ |
16 | 紐は紐につながり春の野は遠し |
17 | 南浦和のダリアを仮のあはれとす |
18 | まさびしき海峡ひとつ秋を来て |
19 | へうへうとして水を味はふ |
20 | 月光の象番にならぬかといふ |
21 | 朔風や木目浮きたる跪拝台 |
22 | 過客のごと鬣なびく冬怒涛 |
23 | 花に酔う人のうしろの馬笑う |
24 | 咲き切つて薔薇の容を越えけるも |
25 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
26 | 螢獲て少年の指みどりなり |
27 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
28 | ちるさくら海あをければ海へちる |
29 | 立ちくらみして空蟬に囲まるる |
30 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
31 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
32 | 底清水胎蔵界の冥さとも |
33 | 春の雲キリンの首がさびしがる |
34 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
35 | もう捨てていいのに若き日の水着 |
36 | ポインセチア素っぴんの女医着任す |
37 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
38 | 遠足や出羽の童に出羽の山 |
39 | 去年今年荒ぶる神のたなごころ |
40 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
41 | 鮟鱇の子といふものを喰はされぬ |
42 | なめくじり寂光を負い鶏のそば |
43 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
44 | みどり差す眼の奥の果てしなく |
45 | 手鏡の背中恐ろし夏の恋 |
46 | 港区五月二十三時五十八分 |
47 | 晩秋の蛇は蛇より抜かれけり |
48 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
49 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
50 | 古民家に煙の匂い山菫 |
2025年8月28日 19時32分更新(随時更新中)