現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 月の夜の柱よ咲きたいならどうぞ |
2 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
3 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
4 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
5 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
6 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
7 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 夫ならぬひとによりそふ青嵐 |
10 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
11 | 藍倉の陰に入りたる秋の水 |
12 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
13 | うしろ姿の時雨てゆくか |
14 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
15 | ご先祖といふお荷物や墓洗ふ |
16 | ダンサーになろか凍夜の駅間歩く |
17 | 十二月八日の霜の屋根幾万 |
18 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
19 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
20 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
21 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
22 | ぎんなんを拾ひふり向く鬼面かな |
23 | まくなぎに目鼻まかして牛の貌 |
24 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
25 | 雪を割り引きだす鋪道ものいえよ |
26 | たかだかとあはれは三の酉の月 |
27 | 夜霧濃き雲仙の町歩きけり |
28 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
29 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
30 | 愛語まじる闇ながれきて椿の火事 |
31 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
32 | 小豆粥たちまち松のくもりたる |
33 | 銀杏散るまつだだ中に法科あり |
34 | 分け入つても分け入つても青い山 |
35 | 白い横顔ぎんなんの降るような時間 |
36 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
37 | 夏の山国母いてわれを与太という |
38 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
39 | 銀杏揺するわが町に来た犬捕りと |
40 | あをあをと空を残して蝶分れ |
41 | うすめても花の匂ひの葛湯かな |
42 | 食慾はひょっとベンチのやうなもの |
43 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
44 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
45 | 銀杏散る童男童女ひざまづき |
46 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
47 | 駅弁の黒きこんにやく雁渡し |
48 | 部屋秋陽夫の匂ひの衣をたたむ |
49 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
50 | 部屋に椅子一つあるのみほととぎす |
2024年9月23日 03時42分更新(随時更新中)