現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 山みみずぱたぱたはねる縁ありて |
2 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
3 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
4 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
7 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
8 | ちるさくら海あをければ海へちる |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
12 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
13 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
14 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
15 | 合歓の花もとより大慈大悲たり |
16 | 秋深しいばって眠る父がいる |
17 | いっせいに毛虫孵りて毛虫に会う |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | いつの間に空席があり栗の花 |
21 | 頭の中で白い夏野となつている |
22 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
23 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
24 | 涼しさや三角に盛る郡上味噌 |
25 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
26 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
27 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
28 | 八月の翳ひきずって古希揃う |
29 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
30 | 星空へ店より林檎あふれをり |
31 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
32 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
33 | 曳き船の後ろ陽炎ふ豪華船 |
34 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
35 | 蟻地獄憤ろしきことつぎつぎに |
36 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
37 | 空気10円自転車屋春闌けにけり |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
40 | 雲海やよろずの神の通るみち |
41 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
42 | 重ね着の中に女のはだかあり |
43 | 弘法の筆勢に春闌けにけり |
44 | 運ばるる氷の音の夏料理 |
45 | 存分に日を浴び紅花乾く音 |
46 | 校風は大和撫子卒業す |
47 | 桜蕊降る少年の深き眉 |
48 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
49 | 立ち止まるとき垂直の遍路杖 |
50 | 磯舟の男裸で夏の雲 |
2024年9月25日 03時12分更新(随時更新中)