現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年4月21日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
3 | しぐるるや駅に西口東口 |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 考える人は考え昭和の日 |
8 | 黒雲から黒鮮かに初燕 |
9 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
10 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
11 | 苧環の花に倭人を遊ばせる |
12 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
13 | 夏めくや箸もて食らふスパゲテイ |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | たんぽぽや長江濁るとこしなへ |
17 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
18 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
19 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
20 | 傘さして都をどりの篝守 |
21 | 片栗の一つの花の花盛り |
22 | 夏燕ななめ45度の空 |
23 | 左ききの鋏をさがす土佐水木 |
24 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
25 | 藤の棚子どもの声の透きとおり |
26 | 万骨の一片として夏瘦せて |
27 | 太陽の出でて没るまで青岬 |
28 | 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 |
29 | 思考から生死薄らぐ花万朶 |
30 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
31 | 夜目に光る蛙ひき逃げ事件なり |
32 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
33 | 蟻の道生者生涯慌し |
34 | 冬苺一期一会のデザートに |
35 | 清貧に生きる人生梨の花 |
36 | 天高く妻にゆまりのところなし |
37 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
38 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
39 | 人の世のどこか軋みて花時計 |
40 | すずらんや老の心の清清し |
41 | 七夕や広げて見入る青写真 |
42 | 綺羅星は私語し雪嶺これを聴く |
43 | 大空の青艶にして流れ星 |
44 | 能すみし面の衰へ暮の秋 |
45 | 死ぬために天上帰る雁ならめ |
46 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
47 | しばらくは綺羅星に酔う潮招 |
48 | 結界の落し文とて掃かれけり |
49 | 逃げ水を追うトラックの揺れながら |
50 | 筆硯に多少のちりも良夜かな |
2024年4月24日 02時03分更新(随時更新中)