現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
3 | 雲を透く秋空見れば笛欲しや |
4 | 生き堪へて身に沁むばかり藍浴衣 |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | 家毎に地球の人や天の川 |
7 | 柊の花一本の香りかな |
8 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
9 | 霜の屋根見え山ふかく大厦あり |
10 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
11 | 蝶、天の一方よりおりてきて舞う |
12 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
13 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
14 | 鷹とんで朝海無数の針流れる |
15 | からだの風景を鷹が舞っている |
16 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
17 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
18 | 時雨るるや又きこしめす般若湯 |
19 | 炎熱や勝利の如き地の明るさ |
20 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
21 | あさあさと日の漣や蝌蚪の水 |
22 | 嬰児泣く雪中の鉄橋白く塗られ |
23 | 藍の花咲く番外の札所かな |
24 | 時雨雲づんづん行きて青き空 |
25 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
26 | ほろほろ酔うて木の葉ふる |
27 | 青鬼灯文明という自転車過ぐ |
28 | しぐるるや僧も嗜む実母散 |
29 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
30 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
31 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
32 | 篁を染めて春の日しづみけり |
33 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
34 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
35 | 子の爲に地のてんと蟲斑整う |
36 | 水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 |
37 | ラーメンに星降る夜の高円寺 |
38 | 富士秋天墓は小さく死は易し |
39 | 春風や碁盤の上の置き手紙 |
40 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
41 | 噴水の水裏見せて落ちにけり |
42 | 頭部大の梨熟したり少年期 |
43 | 枯木立月光棒のごときかな |
44 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
45 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
46 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
47 | 金の芒はるかなる母の祷りをり |
48 | 家を出て手を引かれたる祭かな |
49 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
50 | 終生まぶしきもの女人ぞと泉奏づ |
2024年9月20日 07時22分更新(随時更新中)