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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2019年12月3日のデイリーキーワードランキング

1

海に出て木枯帰るところなし
2

冬蜂の死にどころなく歩きけり
3

がんばるわなんて言うなよ草の花
4

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
5

今年こそ恐れず怯まず捉われず
6

鰯雲人に告ぐべきことならず
7

砕けたる柱状節理落葉道
8

いくたびも雪の深さを尋ねけり
9

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
10

思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇
11

昂ぶりをしなやかに脱ぐ春着の子
12

冬眠の前にさびしくなつておく
13

凩や海に夕日を吹き落す
14

賀状書く心東奔西走す
15

風鈴のひとり言きく 夕茜
16

万緑の中や吾子の歯生え初むる
17

せきをしてもひとり
18

母の日のてのひらの味塩むすび
19

水中の陽を囲みたる鴨の陣
20

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
21

バスを待ち大路の春をうたがはず
22

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
23

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
24

へうへうと落葉蘇生すあまたたび
25

雲仙や山ふところの牧の秋
26

ポーランド側に上れり春の月
27

どの子にも涼しく風の吹く日かな
28

女学生の黒き靴下聖夜ゆく
29

雪はげし抱かれて息のつまりしこと
30

親よりも白き羊や今朝の秋
31

螢獲て少年の指みどりなり
32

夕方の影あいまいに春障子
33

駅の鏡明るし冬の旅うつす
34

滝落ちて群青世界とどろけり
35

羽蟻の夜かなしき家を出て歩く
36

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
37

ものの種にぎればいのちひしめける
38

ああ言へばかう言ふ年の又明くる
39

蟻よバラを登りつめても陽が遠い
40

海を見る妻と冬日を分かち合ひ
41

天気予報半日ずれて冬に入る
42

しんしんと肺碧きまで海の旅
43

芋の露連山影を正しうす
44

庭すみの小花ひっそり捩り花
45

秋空を二つに断てり椎大樹
46

風の子を遊ばせてゐる冬木立
47

中天に繁忙の窓 聖夜前
48

ひとの陰玉とぞしづむ初湯かな
49

鬢付けの香の匂い立つ春あらし
50

正直の頭に恋の猫騒ぐ


2024年4月20日 11時21分更新(随時更新中)
 

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