現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年11月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
3 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
6 | 海に出て木枯帰るところなし |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
9 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
12 | せきをしてもひとり |
13 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
14 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
15 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
16 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
17 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
18 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
19 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
20 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
21 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
22 | つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 |
23 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
24 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
25 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
26 | 牡丹の茎しなやかに花支ふ |
27 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
28 | 古民家に煙の匂い山菫 |
29 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
30 | 若鮎の二手になりて上りけり |
31 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
32 | 正眼にステッキ構へ大枯野 |
33 | 晩年や収支に遠く菊咲かせ |
34 | 枯もみぢとろろとろろとかげろへり |
35 | 厠出て忘年会に戻りけり |
36 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
37 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
38 | 泥人形声たて笑う桃の花 |
39 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
40 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
41 | 秋の風吹くたび遠くなる山河 |
42 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
43 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
44 | 濡れわたりさつきの紅のしづもれる |
45 | 秋しぐれ合わない鍵をいくつ持ち |
46 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
47 | 走り根は怒りの動脈春時雨 |
48 | 水枕ガバリと寒い海がある |
49 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
50 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
2024年9月25日 03時50分更新(随時更新中)