現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年4月5日のデイリーキーワードランキング
1 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
2 | ものを言って春一番に吹き飛ばされ |
3 | もの置かぬ秋の机を憶ひけり |
4 | もの言ひて露けき夜と覚えたり |
5 | もの音の芯はしぐれの泉かな |
6 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
7 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
8 | 羽蟻あまた葛西善蔵措きてつぶす |
9 | 仰山に猫ゐやはるわ春灯 |
10 | 離れさる風船灼けて大西洋 |
11 | 天につながる梯子雪ふる奥に見ゆ |
12 | 冷奴隣に灯先んじて |
13 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
14 | ピーチパラソルの私室に入れて貰ふ |
15 | 花大根背丈の猫語睦みあう |
16 | 北風をゆけばなけなしの髪ぼうぼうす |
17 | 芋の露連山影を正しうす |
18 | 満月に目をみひらいて花こぶし |
19 | 生栗ひとつ昔日の兵眼をひらき |
20 | 秋風や殺すにたらぬ人ひとり |
21 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
22 | 或る時は洗ひざらしの蝶が飛ぶ |
23 | 天の川地獄けむりに傾きぬ |
24 | 鳥日和つづきて鳥の渡るころ |
25 | 夫は出稼鍋墨を枯るゝ潟に流し |
26 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | 重ね着の中に女のはだかあり |
29 | 人にまだ触れざる風や朝桜 |
30 | しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり |
31 | 今日の授業誤ちありし青葉木萸 |
32 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
33 | 曇りのちさくらちりゆく大和かな |
34 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
35 | 焼跡の天の広さよ仏生会 |
36 | 今日の喪へ開くあかるき傘の |
37 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
38 | 彼の世より光をひいて天の川 |
39 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
40 | 空蝉に真昼の海が残っている |
41 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
42 | たち泳ぎして友情を深うせり |
43 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
44 | 横文字のごとく午睡のお姉さん |
45 | 唯今二一五〇羽の白鳥と妻居り |
46 | 春や昔十五万石の城下哉 |
47 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
48 | 木の葉髪無職の名刺刷り上がる |
49 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
50 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
2024年9月27日 02時30分更新(随時更新中)