現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
2 | 水仙をまはり水底へ行く如し |
3 | 春耕の田や少年も個の數に |
4 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
5 | 落葉踏む今日の明るさ明日もあれ |
6 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
7 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
8 | 青海に額ぶつけて泳ぎ出づ |
9 | 夕桜藍甕くらく藍激す |
10 | 俳句思う以外は死者かわれすでに |
11 | 利休忌の白紙にちかき置手紙 |
12 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
13 | 妄想の足袋百間を歩きけり |
14 | 炎天こそすなわち永遠の草田男忌 |
15 | 白息のゆたかに人を恋へりけり |
16 | 例えば自転車 機関車よりも速く |
17 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 |
20 | 重ね着の中に女のはだかあり |
21 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
22 | 子鬼いて秋草絵巻びょうびょう |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
25 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
26 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
27 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
28 | 日のさして今おろかなる寝釈迦かな |
29 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
30 | 囀や海の平を死者歩く |
31 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
32 | 老松や雲やふたりの男の香 |
33 | 石楠花や賽の河原の石の塔 |
34 | 蟻地獄砂礫は踵ひき入れつ |
35 | 菊の月夜々に蝉きまさりけり |
36 | 枯木立月光棒のごときかな |
37 | 逝きしルオーの絵と思ひまた長く佇つ |
38 | 木の瘤に西日がのこり沼の水 |
39 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
40 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
41 | 緋連雀一斉に立つてもれもなし |
42 | 秋天の下に野菊の花弁欠く |
43 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
44 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
45 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
46 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
47 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
48 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
49 | 一山の凍死の記録棚にあり |
50 | 処女地の中墓標にあらず妻佇てる |
2024年4月26日 17時05分更新(随時更新中)