現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年7月29日のデイリーキーワードランキング
1 | どこまでが花どこからが花の闇 |
2 | 人間になりすまします花の闇 |
3 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
4 | わが湖あり日陰真暗な虎があり |
5 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
8 | 水枕ガバリと寒い海がある |
9 | てっせんやしなやかに伸び感電す |
10 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
11 | 綺羅星は私語し雪嶺これを聴く |
12 | 窓ふきロボット秋思の瞳ふき残す |
13 | 清水汲む心はるばる来つるかな |
14 | 月のまわり真空にして月見草 |
15 | 日出前五月のポスト町に町に |
16 | 佐保姫をゑがく青墨もとめけり |
17 | 立春の独りに大き過ぎる部屋 |
18 | 雲の峰一人の家を一人発ち |
19 | 生き難き刻午後にありきりぎりす |
20 | 田仕舞の煙を遠に安房上総 |
21 | 永劫の涯に火燃ゆる秋思かな |
22 | クールビズ私の思惟は帽の中 |
23 | 西瓜叩く甘い返事があれば買う |
24 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
25 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
26 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
27 | ストローの挿されて残る街晩夏 |
28 | 月白や戯画の鳥獣掌にのぼれ |
29 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
30 | 大花野かけ足で来るヒットラー |
31 | 子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く |
32 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
33 | 町空のつばくらめのみ新しや |
34 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
35 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
36 | 白馬を少女瀆れて下りにけむ |
37 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
38 | 一瞬蒼白の踏切をおき喪の東北 |
39 | 立冬のことに草木のかがやける |
40 | 踊るならあたしの鱗お守りに |
41 | 死病得て爪うつくしき火桶かな |
42 | こんにちは赤ちやんわれにくさめせり |
43 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
44 | 激論つくし街ゆきオートバイと化す |
45 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
46 | 仰山に猫ゐやはるわ春灯 |
47 | 彼岸会の車箪笥の環鳴らす |
48 | 暑中見舞の言葉がうれし昼の星 |
49 | 某は案山子にて候雀どの |
50 | おそるべき君等の乳房夏来る |
2024年9月26日 21時17分更新(随時更新中)