現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年12月31日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 墓のうらに廻る |
3 | み仏に美しきかな冬の塵 |
4 | 海に出て木枯帰るところなし |
5 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
6 | えりあしのましろき妻と初詣 |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
9 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
10 | 水枕ガバリと寒い海がある |
11 | 初暦知らぬ月日は美しく |
12 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
13 | ものの種にぎればいのちひしめける |
14 | 輝やかに草の花咲く弥陀ヶ原 |
15 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
16 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
17 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
18 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
19 | 忘れいし木の実宇宙の無重力 |
20 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
21 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
22 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
23 | とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな |
24 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
25 | 掌に受ける水の重さよ八月忌 |
26 | 番長も俺も毛深きゆきのした |
27 | 生涯の恋の数ほど曼珠沙華 |
28 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
29 | 杭ひとつあれば迷はず秋落暉 |
30 | 牛蛙ぐわぐわ鳴くよぐわぐわ |
31 | 冬苺小鳥啄みわれは摘む |
32 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
33 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
34 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
35 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
36 | 右眼には見えざる妻を左眼にて |
37 | 夢の毛物の歯から血がでる風くるぞ |
38 | 鏡餅わけても西の遥かかな |
39 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
40 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
41 | 長生きの命打こむ初太鼓 |
42 | 喝采の川瀬の音や下駄流す |
43 | 春の野や隷書草書の顔歩く |
44 | 雁やのこるものみな美しき |
45 | 柴漬に見るもかなしき小魚かな |
46 | 古里を共に捨て来し栃の花 |
47 | 猪が来て空気を食べる春の峠 |
48 | 両岸の菜の花黄泉へ流れおり |
49 | 百姓の手に手に氷菓したたれり |
50 | 青き踏む引力にありがたう言ひ |
2024年9月22日 04時30分更新(随時更新中)