現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月29日のデイリーキーワードランキング
1 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
2 | てふてふや水に浮きたる語彙一つ |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
5 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
6 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
7 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
8 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
9 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
10 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
11 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
15 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
16 | 寒卵二つ置きたり相寄らず |
17 | 淋しき炭団掘り出して今戻った |
18 | 光堂より一筋の雪解水 |
19 | 潮干狩夫人はだしになり給ふ |
20 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
21 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
22 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
23 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
24 | 重ね着の中に女のはだかあり |
25 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
26 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
27 | 甘茶仏虹は海棠より淡く |
28 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
29 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
30 | 征アラブ大将軍はいぼむしり |
31 | 仰ぎたるところにありし返り花 |
32 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
33 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
34 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
35 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
36 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
37 | くちすへばほほづきありぬあはれあはれ |
38 | 木瓜蕾む突如女の酔笑 |
39 | かわかわと大きくゆるく寒鴉 |
40 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
41 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
42 | 冬深し柱の中の濤の音 |
43 | 咳がやまない背中をたたく手がない |
44 | 冬の日の?石あそび船来るまで |
45 | 欲情やとぎれとぎれに春の蝉 |
46 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
47 | 漁り火の色も凍ると書き送る |
48 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
49 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
50 | 甕の水雪夜は言葉蔵しをり |
2024年9月21日 11時05分更新(随時更新中)